あの名作アニメ「Another」の原作者、綾辻行人さんの「人形館の殺人」読んだった
今日は初ミステリー!!
こんにちは(・∀・)
2日連続の更新なんて、雪が降ったらごめんなさい!
北陸以北の地域に関しては責任を負いません!
今日紹介するのは…
じゃじゃん!
でございます!(´∀`)
このブログではミステリー初紹介でございます♪
ミステリーはあまり読まないのですが、辻村深月ファンとして避けては通れない道ですからね(笑)
※辻村深月は綾辻さんの大ファンで、デビュー前からメール友達だったそう。メフィスト賞を受賞した時は、綾辻さんから直接連絡を貰ったらしいですよー。辻村の「辻」は綾辻の「辻」から取っているようです!
あの「Another」を書いた人!!
小説は読まないけど、アニメは観るよ!って人は、「Another」の作者だよーって言うとわかるかもしれませんね。
そういえば、この物語のヒロイン(上画像の眼帯の子)の家も人形屋敷でしたか。
不気味な雰囲気が、がっつりと映像に出ていて「ああ見たくない、でも見たい」状態になりながら結局夢中になって観てました。
「館」シリーズって??
今回読んだのは、「人形館」。
他にも「時計館」「水車館」「暗黒館」と、
「館」という文字を冠した作品が多いのですが、
これらをまとめて「館シリーズ」と言っているんですって(知らなかった・・・笑)。
タイトルからわかるように、とある館を舞台にした物語なんですね。
ところで、どうして館にこだわるんでしょう?教えて詳しい人(笑)
イメージの喚起力がやばいw
物語は京都!(いいなあ)
北白川にある屋敷と、同じ敷地内にある洋館が舞台です。
もうね、完全に「曇り」か「雨」でしかないんですよ。
いや、もしかしたら、っていうかきっと、じっくり読み返せば晴れてるシーンもあるんでしょうけど、「京都一年中天気わりいな」って思わせるような文章なんですよ。
まあ確かに、逆に殺人とか不吉な物語に晴れやかな日差しが毎日舞い込んでたら読むの辞めますけどね。
でも、そういうイメージを焼き付けることってなかなか出来ないと思うんですよ。多分、「雨」とか「雲」とか沢山書けばいいってわけでもないでしょうし。雰囲気を伝える力がすごい。
その外の雰囲気が「人形館」と言われる洋館の暗さ(モスグリーンぽい絨毯とか、クリーム色だけど最近手入れしてないからはげかかってる壁とか)と組み合わさって、始終読み手に「悪天候」ムードを醸し出してるんでしょうね。
それが屋敷の生垣とか庭に植わってるんですね。どんよりして灰色がかった世界に、一際赤が刺し色となって目立つ、みたいな。暗さ、と血=死のコラボレーションきたー!!(笑)
ふう。。
って感じにですね、言葉だけで圧倒的なイメージを喚起できる文章術に感服いたしました!( ゚д゚ )
まんまとやられた・・・
ミステリーって、あらすじは紹介出来ても、肝心の面白い部分については一切語れないのがつらいですね・・・
まあ一言だけ言わせてもらうと、
ああ、すごいな。
って感じです。天才かよ。みたいな。
小説技術が滅茶苦茶高いけど、それに拘るんじゃなくて、遊ぶ余裕があるから余計すごい作品が出来るみたいなことなんじゃなかろうか、なんて思いながら昼飯食べてないことに気付いたので行ってきます。
それではまた!