高慢と変態

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2015-01-01から1年間の記事一覧

「嫌われる勇気」の良いとこ、悪いとこ

※あくまで主観なのでご了承ください。 自己啓発、あんま好きじゃないんだよね。 めちゃくちゃ売れてるなー。アホたちを惹きつける小細工はどんなもんなんだろう。 そんな冷やかし半分で立ち読みしたら、「おっ?」と思ったので購入。 フロイト・ユングと並ぶ…

よつばとが、帰ってきた【13巻】

やっっっぱり面白い。 2年8か月待った甲斐があった。 「よつばと!」の13巻。 (発売当日に買ったんだけど、そういえばブログに書いてないことに今更気づく) よつばのばあちゃんが初登場。 大阪のおばちゃんで、パワフルで、やさしい。 よつばが大好き…

メンタルトレーニングの「ABC」を教えてくれた本。

また日が空いてしまいました。やれやれ(村上春樹ちっく) 仕事で割かし参っちゃってまして。成果ベースでは最近成長出来てないし、人間関係もなんとなくうまくいってないような。みたいな。なんだかんだ普通に生きてましたけども、悩んだりしてました。 僕…

ビジネス書なんか読んでないで、早く「キングダム」読んだらどうですか?

ついに出ましたー!!! 「キングダム」、第40巻!!! いやー、どんだけ待ちわびたことか。 「ジャンプみたいに前日から売ってたりしないかな~」って、一昨日くらいから本屋で探してたレベル。 政と呂不韋(変換一発で出た…!「りょふい」ね)の闘いも、…

西加奈子の「しずく」を読んでつまんないってヤツはそういないはず

どもです。一度ブログを書き始めたら勢いづいたみたいで、なんとなく今日も書こうかなって気分になっちゃいました。 今日は西加奈子の「しずく」。「サラバ!」で直木賞を獲ったエンタメ系文学でいま最も注目されてる作家さんと言っても過言ではないと思いま…

又吉「火花」を読んでない人は損をしてると言いたい。

ども。 ご無沙汰しておりました。仕事を口実に、さぼってました。へへ。 その仕事でですね、週末にちょっとやらかしてしまいました。 「あー、週明けに顔出すのが怖い! じっとしてると怖くなってくるから、ブログでも書くか、うん!」 ってことでこの記事書…

【安保が可決されて】政治に対する関わり方を、若者は反省すべきだと思う

今日はマジメなお話を。 本日2015年7月16日、安保保障関連法案が衆議院で可決された。 与党は強行採決に踏み切り、5つの野党が採決を拒んだものの、過半数を占める与党の賛成によって、法案は通過。 しかしまだ参議院がある、そこで否決されれば… 残念。参…

「デモ」に興味ゼロだったはずの日本の若者が突然やりまくり出した理由を考えてみた

「若者なのに、なんで!?」と思ったニュースがある。 それは、「若者が急にデモをし始めた」ということ。 「戦争するな」 3500人コール/若者憲法集会 渋谷デモ 若者2200人京都でデモ/僕らは銃 握らない 19歳フリーター、デモ初企画 戦争怖くてふ…

面白い記事って何なのか、「ニコ動」社長に教わった

どうも、乃木坂の夏の全国ツアー、明治神宮のチケットが取れて穏やかに喜んでる僕です。いやあ、言うても8月30日なんでまだ実感湧かないと言うか、狂喜乱舞するには時間的に遠かったです。でも嬉しい。穏やかに。 今日は読書メモというか、読んだ本の感想で…

みんな好きすぎるだろ…ソルティライチが早くも愛されまくりΣ(゚д゚)

どうも、バイト先に段々慣れてきて同期と切磋琢磨しまくってる僕です。 いやあ、やっぱり持つべきものはライバルかな…(遠い目) もう6月ですね。いや、まだ6月と言うべきでしょうか。 とにかく暑すぎる!!!!! とりあえずおかしい。140年に1度の暑…

21世紀、駄菓子屋で天下を獲るためにホログラムを使ってみよう

どうも、女性ファッション誌POPTEENを買うために本屋で女性雑誌の棚の前を何度も往復してさりげなく雑誌を手に取ろうと試みたものの、恥ずかしくて結局まだ変えていない僕です。 いや、今乃木坂の川後陽菜がPOPTEEN専属モデルになれるチャンスがありまして、…

そろそろ「出来る王国」が「出来ない王国」にじりじりやられて来た

どうも、ベッカーズの「別格(たぶんダジャレ)ABCバーガー」を奮発して注文したら、圧倒的なボリューミーさに手こずって床にレタスをぶちまけた僕です。 崩れないようにバーガーを串で固定してあるタイプのやつ、はじめて食べたけどちょっと難易度高すぎる…

【小説】傾いた異邦人

町が、傾いている。もしかすると傾いているのは僕の方かもしれない。僕にはどちらでも良かった。今朝、ヨシノブを目一杯歩かせてやろうと思って随分早くに起きた。最近は厄介な仕事ばかりが飛び込んでくるから、深夜にぐじょぐじょになって帰ってきて泥のよ…

男声ファッション誌ELOの表紙モデルの起用がセンス良すぎて泣ける

どうも、乃木坂46が好きすぎて、真面目なブログだったにも関わらず最近では記事の終わりに必ず乃木坂メンバーの画像を貼るようになり、ついに記事のトピックにしてしまった僕です。 だって可愛すぎるでしょ、乃木坂。 記事冒頭に貼った画像、「samuraiELO…

やばいって…月400時間働いて年収110万円とか絶対狂ってるだろ

今日はこんな記事から始めましょう。 平均年収110万円…アニメ業界が抱える「闇」 - NAVER まとめmatome.naver.jp どうも、「麻雀で3万点越えて暫定一位の状態で、先にリーチされた場合は降りるべし」という法則が未だに納得がいってない僕です。あ、別に…

【読書メモ】広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。

どうも、ローソンのカルボナーラを温め過ぎて舌を火傷した僕です。まさかオフィスのレンジが1500Wだとは思わなかった……。 またお仕事の話で恐縮ですが、オフィスには図書館(名前ほど大それたものではなく、単に空いたデスクに本が並べられてるだけで全く館…

「本当にバズる」記事っていうのは「よくできた」記事じゃ全然ない

どうも、明日は仕事で6時起きなのにパソコンのブルーライトのせいで全然眠れずただいま深夜2時、寝坊しないか戦々恐々としている僕です。 昨年度というか、この前の春休みまでは朝に寝床につき、夕方に起き出して眠くなるまでひたすら小説書いたりアニメを…

コンビニの山口さん(10分程度)

自動ドアが開く音と共に、客の来店を告げる陽気な電子音が鳴った。冬の冷たい風が吹き込んでくる。 夜の闇から姿を現したのは、50代くらいの男の人だった。厚手の黒ジャンパーにダボッとしたズボン。2時間ぶりの客だ。彼は僕が立つレジに真っ直ぐにやって来…

好きなことを途中で投げ出すための7ステップ

どうも、「これからはストリーミングの時代だ!」と思って見捨ててしまったCPZオンラインが無性に恋しくなって、CPZで素人モノを毎晩ダウンロードしてる僕です。うん、クオリティが高い。 ブログの更新が長い間止まってしまいました。最終更新が3月8日だから…

【分析】グレート・ギャツビー/フィッツジェラルド【構造主義・脱構築を通じて】

※これは2年前に書いた文章を基にしています。論理関係や視野の狭さについて今更手を加えるのも面倒なので、そうした欠陥が存在することについて予めご了承頂いた上でお読みください。 Ⅰ序論 これは、フィッツジェラルド著『グレート・ギャツビー』に関して…

【レビュー】「正義と微笑/太宰治」―少年の成長を描く日記小説【明るい】

彼の作品の中には「奇跡も、魔法も、あるんだよ」!と言いたかった。 いや、これは全くの嘘である。ソウルジェムも無いしマミさんもマミられない。 だけど明るい(と言っても留保付きで相対的ではあるけれど)作品は本当にある。それが今回紹介する「正義と…

【感想】ネバーランド/恩田陸【少しネガティブ】

ネバーランド/恩田陸 ・ホラーじゃなかった! 「恩田陸のネバーランドを買ったよ」と友人に伝える。 「ネバーランドはホラーだ」と言われる。 ホラーは怖い。だから買って暫く読まなかった。 そうしてそのまま何年も本棚の肥やしと化していた哀れな一冊を、…

【徒然】人に利用されること、人を利用すること

「情けは人のためならず」、という諺がある。 誰かに優しくしてあげるのは、その人のためにならないよ、という意味では無い、と小学校の時に先生から教わった。 誰かに優しくしてあげるのは、巡り巡って自分のためになるからだよ、という意味だ、と小学校の…

「よつばと!」ってどうしてあんなに面白いのか真面目に考えてみた

突然ですが、「よつばと!」、良いですよね。ていうか、最高ですよね。 知らない方のために軽く説明すると、5歳の女の子小岩井よつばが、翻訳家だからいつも家で一緒にいられる父ちゃん、父ちゃんの友達のジャンボとヤンダ、お隣の綾瀬家などの面々と過ごす…

【感想:1Q84じゃなくて】1984年/ジョージ・オーウェル【1984だよ】

今日はジョージ・オーウェルの「一九八四年」を紹介します(^ω^) 徹底的な監視社会のディストピアの中で、自由を恋人と共に模索する主人公が奮闘するも、最終的には完全な絶望の中で挫折してしまう、という物語。 そんな超大作について、見どころを詳しく…

【映画】二大巨匠の「アンチ=ヒーロー」たち-ウディ・アレンとミロス・フォアマン

今日は小説ではなく、そもそも本ではなく、映画の感想です(・∀・) ウディ・アレンの「アニー・ホール」 以前に2011年の「ミッドナイト・イン・パリ」を観たことがあるが、やはり今回は代表作というだけあって、独特(とはいえ、他の作品の表現技法も多分に取…

「思考・論理・分析」/波頭亮

今日はこちらー(キリッ 思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践 作者: 波頭亮 出版社/メーカー: 産能大出版部 発売日: 2004/07/15 メディア: 単行本 購入: 6人 クリック: 36回 この商品を含むブログ (6件) を見る エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? …

審判/カフカ-わかる。わかんない。わかる。

嗚呼先生、アニメジャパンに、行きたいです・・・! 去年行ったんですよ。アニメジャパン。レイヤーさんとか沢山来てましたし、来期アニメのトークセッションとか、新ゲームを声優陣がプレイするとか、イベントも盛りだくさんで、アニメの各ブースもしっかり…

【感想】スロウハイツの神様/辻村深月【トキワ荘や!】

今日紹介するのは、辻村深月の「スロウハイツの神様」です(^ω^) なんだか辻村作品の割合がやけに多い気がしますが、まあ大ファン(といってもそこまで読めていませんが…)なので目を瞑ってもらえるとこれ幸いです(笑) スロウハイツは現代のトキワ荘!…

【感想】太陽の塔/森見登美彦

1.作者紹介 京都大学卒業の人気作家、森見登美彦さんのデビュー作である「太陽の塔」を紹介します。 彼の小説の大半は京都を舞台に、京都大学の学生を主人公とするものです。5年前に初めて読みそれ以来、僕は彼の小説の魅力にすっかり惚れ込んでしまいまし…