ビジネス書なんか読んでないで、早く「キングダム」読んだらどうですか?
ついに出ましたー!!!
「キングダム」、第40巻!!!
いやー、どんだけ待ちわびたことか。
「ジャンプみたいに前日から売ってたりしないかな~」って、一昨日くらいから本屋で探してたレベル。
政と呂不韋(変換一発で出た…!「りょふい」ね)の闘いも、ついに最終決着ということで。今までの巻の中でも特に濃厚な1冊だった気がする。
こんな面白い漫画があるなんて幸せだなーと素直に思えるわけですよ。。。
………。
どうせ、このブログを読んでる人の中にも、「キングダム」読んでないって人、いるんでしょうね…
「アメトーーク!」で「キングダム芸人」として特集され話題になったというのに、相変わらず読んでない人、いるんでしょうね…
あのですね、
めっっっっっちゃ、おもしろいですから!!!!理屈抜きに!!!
舞台は春秋戦国時代の中国大陸(歴史としてだけで面白いのに、それがマンガとしてエンタメ化されたら無条件でそもそも面白いでしょ)。「信」っていう百姓の小間使いの低い身分の少年が、中華全土にその名が響き渡る「天下の大将軍」を目指して、数々の試練を乗り越えて強く、たくましく成長していくという王道のサクセスストーリー。同時に、秦といえば「始皇帝」が有名だけれども、後に始皇帝となるべき秦王「政」もまた、当時まだ国が乱立していた中華を統一するために、王として成長していくわけなのです!
そんなつまらなくなりようがないストーリーを、とっても魅力的なキャラクターたちでさらに彩っており、笑いと涙を誘います。
最後に、戦いのシーンはもう他の漫画と比べてもずば抜けてます。何万、ときには何十万の兵士たちがぶつかり合う戦争の場面は圧巻とか言いようがない。中でも兵を率いる将軍の力はすさまじく、その画を見るだけで迫力に気おされてしまうほど。
……。
「漫画とかあんまり読まない。実益のある本がいい」って人がいそう。「ビジネス書は新刊をチェックしていいのがあれば値段も気にせず買ってしまうのに、キングダムはなぜか読んでない」って人も、いるのかもしれないのか…
それこそもったいないですね。
いいですか?そこらへんの自己啓発書とかビジネス書を読むくらいなら、この漫画をちゃんと読んだ方がずっといいですよ。かくいう私も、学生時代にお世話になったインターン先の上司に、「三国志か、それかキングダムを読め」と言われて読み始めました。
「なんで仕事の上司がマンガを勧めてくるんだろう?そのマンガがどうしてキングダムなんだろう?」
当時の僕の疑問に、いまでもしっかり答えられる自信はありませんが、キングダムを読むことがビジネスにおいても有益であることは間違いないと思います。ちゃんとした理屈ではないですが、簡単に考えてることを書きますね。
まず企業も国(および軍隊)も、成果を出すために存在する組織であるという点で同じだということです。
企業は、儲けるためにサービスやモノを作って売りますね。それは競合他社との争いです。他者よりも沢山売れるように、作戦を考えます。リーダーはそれを社員に分担して実行してもらえるように、指示を出します。
軍隊は戦争で勝利することが目的です。他国の軍との争いに勝利するために、戦略を練り、兵を鼓舞し、作戦に沿って動かしていきます。
そして成果を出すためには、非常に厳しく、そして熱心に働かないといけません(社会人になって一番思い知らされていることのひとつ…)。しかも、それも一人で頑張るだけでは十分はなく、味方と団結して頑張んないといけない。リーダーは、部下のやる気を引き出し、尊敬される振る舞いをし、常に目的を見失わないことが肝心ですし、一方で部下はどこまでもリーダーのことを信じ、ついていかないといけない。途方もない熱意を持つためには、そもそもどんな理想を掲げるかにかかってる。こういうところがとっても似てる。
その意味で、この漫画には、①熱意(理想)、②戦略性、③チームワーク(コミュニケーション)という、ビジネス社会で戦うサラリーマン戦士にも必要な要素が詰まってるわけです。
企業も国も、成果を出す点では同じ。しかし、その規模はどちらが大きいか?人が死ぬという状況を考えれば、その真摯さはどちらが大きいか?そうした辺りを考えれば、熱意も戦略も団結力も、ビジネス以上に厳しい水準が要求されてもおかしくはないでしょう。そうしたレベルの世界をマンガでも体験することは、確実に現実の仕事にも活かされてくるものだと思うんです。(堅苦しいビジネス書、自己啓発書よりもオモシロい漫画で読むほうが絶対身に付くと思いますしね)
とりあえず、マンガ喫茶とかで10巻まで読んでくれたら、絶対このブログに書いてあることを納得してもらえると思います…!(その10巻まで読ませることが私の仕事なんですが。。)
ではでは!