高慢と変態

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「以下同文」みたいな正義がイヤだ。

いまTwitterで大バッシングを受けている政治学者の三浦るりさん。事の発端はテレビ番組「ワイドナショー」のなかで、北朝鮮スパイが大阪に潜伏していると発言したことでした。エビデンスはあるのか、誤解に基づく私刑を招きかねない暴論だ、など多数の批判的なリプライが彼女のもとに殺到しています。

 

確かに、インフルエンサーがテレビで行うコメントとしては、少し過激で、いい加減だったでしょう。ですから上に挙げたような批判も、的を射たものだと言わざるを得ませんし、文句を言う人が続出するのも、まあわかります。批判ツイートがRTされまくってるのも納得です。

 

でも、あえて言いたい。

お前らクソつまらんな、と。

 

当たり前のド正論が蔓延することで何かメリットはあるのでしょうか。三浦氏を過度に追い込み、ネットを窮屈にするだけのこと。正論を言ってる本人は気持ちいいかもしれないけど。

 

各人の選択が全体としてどんな結果を生むのか、そろそろ自覚的になるべきではないですかね。行きすぎた正義を何回振りかざせば気づくのでしょう。

 

考えなしなのは、批判にただ同調してる人たちも同じ。

以下同文的なコメントで正義を太らせるな。正義で圧死する人が出るから。言論の自由を無駄遣いするのはやめましょう。もっと面白いことに使おう。